相模湖JAZZホリデイ
吉岡秀晃トリオ
LIVE AT
神奈川県立相模湖交流センター
2001年3月3日(土)
- 神奈川県相模湖町で2週間にわたって開催される相模湖ジャズホリデイのオープニングコンサート
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- 吉岡秀晃トリオのライブに行って来ました。
- 会場 神奈川県立相模湖交流センター
- ギャラリー
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- 会場にはレコードジャケットで見るJAZZ百年史(3月3日〜18日)小学生にもわかるJAZZの歴史と社会史
- レコードジャケットによるジャズの歴史とも言うべき展示会がおこなわれています。
- まず,コンサートの前に齋木我無氏が分かりやすくジャズの歴史のレクチャーをおこないました。
続いて齋木氏より素晴らしいピアニストですと紹介されて,吉岡秀晃(P)トリオのコンサートが始まりました。
- メンバーは
- 吉岡秀晃(P)
- ブラント・ナッシー(b)
- 高橋徹(ds)
- 主な曲目は
FALL IN LOVE WITH LOVE
- BAGS’ GROOVE
- DAAHOUD
- MOANIN’
NOT TEARS
HA智BER FREEWAY
BUT NOT FOR ME
などなど
当夜はノンPAの全くのアコースティックライブです。このような場合往々にして,ベースがききずらい,ピアノの左手がドラムにかぶってピアニストにさえ聞こえないということが起こりがちですが,一番前の中央に陣取った私には,最近になく素晴らしいバランスと聞こえました。
- 特に危惧した吉岡秀晃のピアノサウンドがとても美しい輝きが感じられましたし,
ブラント・ナッシーのベースも太く重厚な音色が十分なボリュームで響きます。
特筆すべきは高橋徹のドラムのセンスのいいダイナミックスのコントロール。必要にして十分な音量とパンチ力を発揮しつつ,決してトリオのバランスを崩さないバランス感覚のすばらしさ。
- FALL IN LOVE WITH LOVEでの吉岡秀晃の軽妙なピアノソロとブラント・ナッシーのセンスのいいラインのベースソロ
- BAGS’ GROOVEではブラント・ナッシーの重厚なベースによるテーマに乗って吉岡秀晃のブルージーなソロと高橋徹の見事なフィルイン
- 急速調なテンポによるDAAHOUDでは高橋徹の素晴らしいドラムソロ
- 第2部は珍しくMOANIN’から開始です。吉岡のファンキーフィーリング全開のソロ,ブラント・ナッシーの美しい音色のアルコソロ
- NOT TEARSでは美しい吉岡秀晃のバラード演奏,途中MY FAVORITE THINNGSも引用しながらころころところがるピアノの単音の輝き。
- アンコールでは吉岡秀晃の腕の冴えが全開で驚異的な指さばきのソロを見せつけ,当夜つめかけた幸運な聴衆の熱狂を誘いました。