サキソフォビア
LIVE AT BAR CHIT CHAT
2007年9月7日(金)
新百合ヶ丘BAR CHIT CHAT
井上"juju"博之(bs) 岡 淳 (ts) 緑川英徳(as) 竹内直(ts)
新百合ヶ丘の、BAR CHIT CHATで行われたサキソフォビア結成10周年記念ライブに行ってきました。 10周年おめでとうございます。やっぱりサキソフォビアのライブを聴くと仕事の疲れもふきとばすエナジーもらえて最高です。
竹内直(ts) 緑川英徳(as) 岡 淳 (ts) 井上"juju"博之(bs)
サキソフォビアのメンバーは
岡 淳 (ts)
竹内直(ts)
緑川英徳(as)
井上"juju"博之(bs)
演奏ナンバーはこれまでのライブでお馴染みの曲目に加えて,何曲か,新曲・新アレンジ曲もありました。新アレンジ楽譜集(CD付き)の発売も発表されました。
ファーストセットは,お馴染みのスティービー・ワンダーの名曲 LIVING FOR THE CITY 演奏しながらサキソフォビアの4人がステージに登場!
岡 淳 の篠笛をフューチュアした「こきりこ節」広い空間に篠笛の美しい音がたなびきます。
竹内直のバスクラリネットソロが遠い深いところからの呼び声のように響きいてきます。
サマータイム、ジャスト・スクイーズ・ミーなどスタンダードナンバーが続きます。
サキソフォビアを10年近く聴いてきて、つくづく変わらないなあと実感します。
これだけの実力者集団となれば難しい音楽ばかりとつい思いがちですが、スティービー・ワンダーから、
日本民謡、コルトレーンからエリントン、ミッシェル・ルグランに始まるスタンダードから各人のオリジナルまで
実に幅広く楽しませてくれる音楽を届けてくれます。
この4管のハーモニーを基調とした音楽構成、それぞれ各人が日本を代表するソロイトで、
その実力をソロで存分に発揮し、アレンジの妙を聴かせながら、全体の演奏はとても親しみやすい、
さり気ない切り口で聴衆を魅了しますので、初めてジャズを聴く方からプロにいたるまで多くの人々を感動させます。
岡淳のストレートにテナー本来の味わいを存分に発揮するソロ。
竹内直の恐ろしいほどの表現力のテナーとバスクラ。超絶技巧の循環奏法による、はてしない、永遠にも思われるノンブレスのソロは鳥肌が立ってきます。
初めてそのソロを聴くお客さんからは驚愕のため息とも悲鳴ともつかない声が聞こえてきます。
ドルフィーやパーカーにも通じる、熱い思いのこもった緑川英徳の最大の魅力である鋭く暖かいアルトの世界。
井上"juju"博之の安定感と深い情熱のこもったバリトンサックスの響きの心地よさ。
テキーラではお店からのお祝いでテキーラのボトルが岡 淳 さんに渡され、緑川英徳さん、竹内直さん、井上"juju"博之さんがラッパ飲み、さらにお客さんにボトルは回り、いける口の方はみんなで10周年を祝ってテキーラのリズムで乾杯(^_^)v
アンコールは井上"juju"博之(bs)のオリジナルの「御殿山」井上のオリジナル作品はいつも,ユニークで親しみやすいテーマが多くてとても魅力的な作品が多いです。
バリトンサックス一本でこのアンサンブルの構造体の基礎を支え,通奏低音を奏で,さらに,激しくも美しいソロでも聴くものを唸らせます。