竹内 直 at 丸の内カフェ




12月9日 丸の内カフェ MARUNOUCHI COOL STRUTIN'
INTER FM (76.1MHZ)のライブ収録の公開録音
竹内 直カルテットのライブに行って来ました。
メンバーは
竹内 直(ts,bcl)
椎名豊(p)
佐々木悌二(b)
原 大力(ds)
というベースのみ佐々木悌二が変わったレギュラーカルテットです。
結構広い丸の内カフェは立ち見が出るほどの超満員(私も立ち見)
颯爽とスーツをびしっと決めた竹内 直が登場。

オリジナルの佳作 ラサーンの演奏でステージは始まりました。
竹内の跳躍するスケールによるソロ,椎名のしっとりとしたソロ



続いて曲名未定の竹内オリジナル作品
ちょっと,オーネット・コールマンライクなテーマにのって,竹内の縦横無尽なテナーサウンドの炸裂,椎名の高々とあげた両手から繰り出されるピアノをフルに鳴らしたパーカッシブなソロ,



原大力のびしっと決まる見事なドラムソロ



佐々木のアルコソロが美しいメローディーを紡ぎ出します。

続いてのバラードでは,まさにコルトレーンのバラードのように,硬質なリリシズムをたたえた美しくも静謐な竹内のテナーサウンド,



椎名のうっとりとするような美しいラインを紡ぎ出すピアノソロ

お待たせ,竹内 直の名曲,トンプキン スクエアパーク セレナーデです。
この美しい曲も竹内の哀感漂うメロディーから徐々に熱気がほとばしるパワー溢れる
凶暴なソロに突入し,例の息継ぎをしない奏法での長く熱いソロは大勢の聴衆の度肝を抜いてしまいました。

そして,レナード・バーンスタインの名曲 SOME OTHER TIME では,竹内のバスクラと椎名のピアノのデュオで切々と美しいメロディーを奏でます。竹内のバスクラは,この楽器にありがちなメカニックな音色とはうって変わったソフトで美しい音色が印象的です。

ラストナンバーはエディー・ハリス作曲のファンキーなナンバーのコールス・バック・タイムです。
ファンキーなテーマとビートにのって,竹内のアーシーなサウンドのテナーが咆吼し,椎名のリズムの効いた黒々としたピアノソロが続いて,ダウンツーアースなサウンドで聴衆を魅了しました。

竹内 直は,結成以来6年の現在のレギュラーカルテットで,六本木のBASH!でのライブ録音による新アルバムを来年リリースする予定だそうです。