守屋純子オーケストラ
with チャリート
AT UENO JAZZ INN


2007年8月4日(土) 上野公園不忍池・水上音楽堂 







守屋純子オーケストラ&チャリート(vo)


8月4日(土)上野公園不忍池・水上音楽堂で行われた、上野ジャズインコンサートの守屋純子オーケストラの演奏を聴いてきました。
メンバーは
近藤和彦、緑川英徳(AS)、
小池修、アンディ・ウルフ(TS)、宮本大路(BS)
片岡雄三、佐藤春樹、パット・ハララン、山城純子(TB)
エリック・ミヤシロ、木幡光邦、奥村晶、高瀬龍一(Tp)
安か川大樹(B)、大坂昌彦(Drs)

スペシャルゲスト
チャリート(VO)








真夏日の上野はさすがに涼しげな不忍池界隈もうだるような暑さでした。
その暑い夕暮れの中、守屋純子オーケストラが登場。









守屋純子のオリジナルを中心にスタンダードを取り混ぜたステージを繰り広げ、
スペシャルなゲスト、チャリートを迎え、ビッグバンドをバックに迎えた彼女の素晴らしい歌を堪能しました。
守屋純子オーケストラは初めに、守屋オリジナルの美しい旋律線の親しみやすいナンバーのDancing Puppet。








ミンガスに捧げた、A Touch Of Mingus(低音域の独特のうねりがまさにミンガスの濃厚な味を醸し出します)ではサックス陣をフューチュア!!







カウント・ベイシーにアレンジの提供で高名なサム・ネスティコに捧げたスインギーなナンバーのFOR SAMなど
名人揃いのメンバーによる素晴らしいソロとアンサンブルの冴え!!ダイナミックなスイング感は最高です。
勿論、それを引き出す守屋純子の繊細で思慮深い作曲・アレンジの素晴らしさ!!
気がつくと先程までのうだるような暑さも気になりません






そして、スペシャルゲストのチャリート(vo)の登場!!
昨年、デビッド・マシューズのアレンジ・指揮によるマンハッタンジャズオーケストラとの共演作
「ニカズ・ドリーム」がジャズ・ディスク大賞のボーカル賞(国内部門)の快挙をおさめ
現在乗りに乗ってる素晴らしいシンガーです。





ニカズ・ドリームからデビッド・マシューズのアレンジによる守屋純子オーケストラの豪華なサウンドに乗って、
チャリートのリズム感あふれるダイナミックでしなやかな歌唱に圧倒されます。
普段はジャズクラブでチャリートを聴いていますが、オーケストラの美しいハーモニーをバックにした
チャリートのボーカルは最高の組み合わせです。





続いて、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」などを繊細で圧倒的な表現力で曲の真髄を伝えます。






チャリートが一端そでから帰ると守屋純子オーケストラは守屋のアレンジによるTAKE THE A TRAINを演奏します。
この幾度となく作曲者自身も含めいろいろな人のアレンジで聴いていた名曲も
守屋純子の新しいキャンバスに繊細なタッチで描かれると全く違った雰囲気の美しいA TRAINになります。









そして、聴衆の圧倒的なアンコールに応えて、チャリートもサイドから舞台に登場してくれました。
アンコールナンバーは、キャラヴァン!!
ちょうど、会場には涼しい一陣の風が吹き込む中、チャリートは、守屋純子オーケストラの美しいサウンドに合わせて、
絶妙な歌唱でキャラヴァンを!!





チャリートのうねるリズムとグルーブには陶酔させられます。
あっという間のステージでしたが、素晴らしい守屋純子オーケストラのサウンドと
チャリートの美しいボーカルに酔わされた一夜でした。





聴衆からは守屋純子オーケストラとチャリートに惜しみない拍手が鳴りやまず、、、