守屋純子 with バリトンサミット
LIVE AT Bflat赤坂
2001年3月19日
Bflat赤坂にて
守屋純子とバリトンサミットのライブに行って来ました。
新装なったBflat赤坂でのバリトンサミットの最初のライブです。メンバーは
宮本大路(bs)(ts)
小池修(bs)(as)
つづらのあつし(bs)(ss)
守屋純子(p)(arj)
加瀬達(B)
平山しげお(ds)先日のTOKYO TUCでの守屋純子オーケストラの大成功の余韻も残っている中で,そのサックスセクションを中心としたメンバーによる好評のセクステット(バリトンサミット)のライブです。 守屋純子の素晴らしいアレンジと3人の名サックスプレイヤーのソロとハーモニーの素晴らしさが味わえる貴重なユニットです。
曲目は
- バップリシティー
ハンコックのナンバー
THELONIOUS
ジョー・ヘンダーソンのブラックナルシス
ローリー(ビル・エバンスのナンバー)
APOINTMENT IN GHANA(マクリーン作)
I’m Gettinn in sentimenntal over you
ジンガロ(アントニオ・カルロス・ジョビン)
アップルコア(マリガン作)
ナイトライツ(マリガン作)- THE FIRST STEP(守屋作)
ビッグアリス(ドン・ピューレン作)
- バップリシティーでは宮本大路(bs) と小池(bs)のソロ
ハンコックのナンバーでは守屋純子(p)のモダンタッチなピアノソロに続いてつづらのあつし(ss)のソロがソプラノの美しいサウンドをいかしたみごとなラインを描きます。
- THELONIOUSでは小池(as)による力強いテーマとテナーのプレイを思わせる強靱で硬質なソロが素晴らしい。
- ブラックナルシスでの宮本大路(ts)のウォームで流ちょうなラインが美しいソロ
- ローリーでは3管のハーモニー(テナー・バリトン・ソプラノ)を見事に表出した守屋のアレンジの素晴らしさに酔わされました。この美しさと心地よさは実演の現場で,会場の中をホーンセクションの美しいハーモニーが響きわたるあの感じを受け取らないと,,,
- ここでも宮本大路が深々とした美しいテナーソロを聴かせます。
- APOINTMENT IN GHANAでは3本のバリトンによるハードバップです。バリトンの太いサウンドによる力強いハードバップが心地いい。
- アップテンポなI’m Gettinn in sentimenntal over youでの印象的な3管の絡み合い
- 当夜の聞き物となったアントニオ・カルロス・ジョビンのジンガロ
- 小池のしっとりとしたバリトンが哀切なソロを奏で,バックで刻む守屋のピアノがこれまた粒が立った美しいサウンドを奏でます。
つづらのあつしのソプラノもしっとりとしたソロを聴かせます。
- アップルコア(マリガン作)では,3本のバリトンによる受け渡しが見事で,この息のあったサックスセクションならでは。
- ナイトライツ(マリガン作)での小池の強靱なアルトソロ
- つづらのあつしのソウルフルなバリトンソロ
加瀬の美しいベースソロで始まったTHE FIRST STEP(守屋作)では守屋のダイナミックで美しいピアノソロ,宮本大路の深々としたバリトンソロ,
ダイナミックで独特な平山のドラムソロ
- アンコールのビッグアリス(ドン・ピューレン作)では,守屋のアレンジが3本のバリトンセクションをシンプルなリフの繰り返しからじわじわと迫るダイナミックなフォルテを作り出します。,,セクステットの全開のサウンドは圧倒的なダイナミックスです。
- 守屋によるすばらしいアレンジメントと3管の妙技によった一夜でした。