寺井尚子 
at MARUNOUCHI COOL STRUTTIN'




12月23日 田町ニフコホール
INTER FM(76.1MHZ) の公開録音の
寺井尚子カルテットのライブに行って来ました。

寺井尚子のライブはデビュー直後に聴いていらい,随分久しぶりです。
ニューアルバムも好評の彼女の現在の演奏はどうかな,と思っていたのですが。
メンバーは
寺井尚子(vio)
奥山 勝(p)
池田達也(b)
藤井摂(ds)


ステージはコリアのAlmand's Rhumbaで始まり,
いきなり,寺井のバイオリンのリズム処理のうまさに感心し
メル・トーメのクリスマス・ソングでは,良くとおる音で,しなやかに,細すぎない音色で,歌うバイオリンに感銘を受けました。

パーカーナンバーのドナリーでは,ドラムとバイオリンのデュエットで見事にバップフレーズをバイオリン上で構築し,
リー・リトナーのオリジナル曲Beijosでは
美しいテーマをコンテンポラリーなサウンド上で見事に展開します。池田達也(b)の6弦ベースの和音を駆使したソロもなかなかのものでした。


ラベルの亡き王女のためのパヴァーヌをリトナーがアレンジして,アルバムタイトルとなったプリンセスTでは,ラベルの曲ということで,どう料理しているのかと思ったのですが,見事にジャズに昇華して,寺井のバイオリンのしなやかなソロがマッチしていました。自宅で愛聴盤のフランソワ(p)盤とモントゥー&LSO(オケ)盤も聞き返したのですが,寺井の演奏は,クラシックの名残をあまりイメージさせない美しいテーマ処理が印象深いものでした。


コリアのスペインではレガートに傾きがちなバイオリンから管楽器のような歯切れの良いフレーズが飛び出し,奥山の端正なピアノとの掛け合いもきまっています。
アンコールの THINKING OF YOU では,しなやかに歌う寺井のバイオリンの伸びのいい音色が印象的でした。
ロリンズのセント・トーマスでは,バイオリンから管楽器のようにはじけるフレーズを紡ぎだして,見事なリズム処理も見せます。
寺井尚子のしなやかで,芯のある歌が印象的なライブでした。

このライブの模様はINTERFM 76.1MHZ で12月24日午後11時から放送予
定です。
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