高橋徹TRIO AT UNAMS
WITH 今泉正明(p)、増原巌(b)


2007年7月10日(火)三鷹UNAMAS









高橋徹(ds)

昨夜は三鷹UNAMASでの高橋徹トリオを聴いてきました。
高橋徹(ds)、今泉正明(p)、増原巌(b)というトリオは初めて聴きました。初めてのUNAMAS、ドアを開けて中に入ると右手にカウンターが、、、そこに高橋徹(ds)、今泉正明(p)、増原巌(b)がかけていて、いらっしゃいと言ってくれましたが、私から見ると、MAX ROACHのWE INSISTのあの写真そのまま、、あれほど圧力はありませんが。










さて、演奏はというと、
セットリストは
1st
1.How About You
2.One By One
3.Nascimento
4.Midnight Mood
5.E.T.A
2nd
1.So What
2.Forest Flower
3.The Man I Love
4.Lush Life
5.Take The Coltrane
高橋徹のあのジャズファンそのもののセンスの良さがあふれる演奏曲目構成。

勿論ドラミングは決め所にビシッと決める最高にグルーブで趣味の良いサウンド。







増原巌(b)

そして増原巌の柔軟で素晴らしいタイム感覚のベース。










今泉正明(p)

今泉正明の垂直に打ち下ろす右手のシングルトーンに象徴される洗練のピアニズム。
最近よくやるMidnight Moodの美しさ!










圧巻は、SO WHATでした。私の最愛の曲目ということもあるのかも(^^ゞ
増原巌のかっこいいあのベースのリフのイントロから高橋徹のきっちり決めたスネアとシンバルがじわりと入ってきて、そして、今泉が例のテーマを奏で、一挙にソロになだれ込みます。これが驚愕、鳥肌もののソロでした。両手をフルに用いて鋭い打鍵と驚愕のフレーズを次から次へと繰り出し、それでいて、決して、ありがちな無意味に鍵盤を叩き出したりなど一切無い演奏。まいりました。
これまで聴いたSO WHATのピアノトリオで聴いた演奏では最高の経験でした。これも、リーダー、高橋徹のセンスの良さかも。
さらに、The Man I Loveの増原巌の素晴らしいベース、Lush Lifeの高橋徹の決まったドラミング、ピアノトリオでこれだけ楽しませてくれるなら雨の夜でも、Singin' in the Rainをくちずさみながら帰宅できます。