守屋純子TRIO AT WHO'S WHO

2007年5月26日(土)
新宿WHO'SWHO






5月26日(土) 新宿WHO'SWHO での守屋純子トリオの演奏満喫いたしました。







メンバーは守屋純子(p),中村新太郎(B),藤井学(DRS)。







素晴らしい演奏の一語に尽きます。
オリジナルとスタンダード取り混ぜての2セット、全ての曲目、即興演奏とも充実して心にしみいる感動を与えくれました。






スタンダードあり、モンクあり、エリントンあり、もちろん守屋純子のオリジナルありで、どの曲のどの演奏も私にとっては、そうくるか!!というBESTなものでした。守屋純子のオリジナル曲、とてもわかりやすく、繊細で情緒的な曲で誰かの書いたスタンダード曲といわれても納得するほど親しみやすい曲(きっと譜面には難しいことが書いてあるのかな)で一連のスタンダード曲と連続して演奏されても何の違和感もありません。







中村新太郎(B)のつぼを押さえたベース、ソロでの旋律線の美しさ!!,
藤井学(DRS) はおなじみで硬軟取り混ぜたリズムが最高。







守屋純子、本当に素晴らしいジャズピアニスト。
しいて1曲あげるなら、モンクの作品でしょうか。
どんなピアニストがチャレンジしても、モンクの強烈な和声感覚と変なメロディーを前にして、
モンクのテーマと通常のバップソロの組み合わせになって、違和感が大いにあるのですが、
守屋純子の演奏は見事にモンクの和声感と不思議なメロディーの跳躍を違和感なく取り入れ、
その上に彼女の感性が見事に表現されているのが圧巻でした。








ラストナンバーとなったチャーリー・パーカーのドナ・リー
これも印象深い演奏でした。パーカーは曲も勿論、その超絶演奏もクールで情感というものを超絶した存在です。
パーカーの曲を演奏家が取り上げると、その演奏家の内面がいやでも覗けるという気がしているのですが、
守屋純子のソロもバップに忠実に、見事にドナ・リーを鳴らしきっているのですが、私には非常に情緒的な雰囲気が感じられて、こんなドナ・リー初めてでした。












決して、ボーカリストにまでジャンルを広げようというのではありません。
守屋さんMC担当です。