守屋純子オーケストラ
ライブ  AT  TOKYO TUC

2002年8月27日
TOKYO TUC








2002年8月27日神田岩本町のTOKYO TUCでの守屋純子オーケストラのライブに行って来ました。メンバーはおなじみミュージシャン総出演という感のあるオールスターオーケストラです。
(tp):エリック宮城、岡崎好朗、木幡光邦、菊池成浩
(tb):三塚知貴、中路英明、佐藤春樹、河野聡
(sax):アンディー・ウルフ、小池修(ts,fl)、、近藤和彦(ss,as,fl)、緑川英徳(as)、つづらのあつし(bs)
(ds):大坂昌彦
(B):加瀬達
アレンジ,指揮 ,(p):守屋純子



演奏ナンバーは
BRIGHT MOMENT(守屋純子作),
13日の金曜日(MONK),
I LOVE YOU
HAPPY GO LUCKY LOCAL(ELLINGTON),
ALL BLUES
QUATER
DEPARTURE
BE MY LOVE
COTTON TAIL(ELLINGTON),
そして,聴衆の熱狂に応えてアンコールは
守屋のピアノソロで
OVER THE RAINBOW


BRIGHT MOMENTで素晴らしいソロをとった緑川のアルト
緑川はサキソフォビアや池田バンドなどで聴く機会が多いのですが,それぞれのバンドで,いつも満足度満点の素晴らしいアルトプレイーヤーです。



13日の金曜日では,いつもの緑川ではなくて近藤が,ソロをとりました。これがまた,見事にモンクの曲想にマッチした雰囲気で歌い上げるソロでした。


全編にわたって,素晴らしいドラミングでオーケストラの基礎を支えた大坂昌彦,やっぱり第1人者!!



I LOVE YOUでのアンディーと小池の白熱のテナーバトル


ラストシーンでの岡崎好朗の暖かい音色での流麗なソロ 


HAPPY GO LUCKY LOCAL(ELLINGTON)では加瀬の重厚なベースラインにのったオーケストラが唸りを上げて発車します。



トロンボーンでソロをとる佐藤


今回はバリトンに専念のつづらの
ソウルフルで素晴らしいソロ


小池をフューチュアしたQUATERでは大活躍の小池のテナー,
その切れ味するどいテナープレイは圧巻です。


続いてソロをとる中路がトロンボーンで歌心溢れるソロを展開します。


BE MY LOVEではエリック・宮城のフリューゲルホーンの素晴らしいソロ


COTTON TAIL(ELLINGTON)ではラッパ陣を大きくフューチュア
迫力あふれるトランペットバトル
切れ味するどいハイノートヒットに圧倒されます。




なにやら,相談中のラッパ陣,バトルをどう展開するか?それとも,今夜の予定の確認か?



勿論指揮・アレンジだけでなく素晴らしいピアノプレイを繰り広げる守屋純子
とにかく彼女のソロは語るべき内容をもった一編の物語のようです。





今回のライブでは,CD録音以来の好調を維持している守屋純子オーケストラの緻密なアンサンブルと強力なダイナミックスに驚嘆しました。
次回の銀座ヤマハホールでのコンサートが一層楽しみです。
2002年11月28日(木) 午後6時30分開場