小島のり子グループ
AT 渋谷KOKO

2008年6月20日 渋谷KOKO







鈴木克人(b)  水口泰邦(d)   小島のり子(fl)  山口友生(g)




2008年6月20日(金)は渋谷KOKOに。お目当ての小島のり子(fl)カルテットです。
メンバーはおなじみの、
小島のり子(fl)
山口友生(g)
鈴木克人(b)
水口泰邦(d)
梅雨の渋谷は、それほど暑くはないが湿度が高くけだるい晩でした。
そんなお天気を吹き飛ばすような小島のり子(fl)カルテットの極上のジャズに癒されました。







小島のり子(fl)




主な演奏曲目は、
I Hear A Rhapsody 、
何でも知っている(でいいんだっけ?ポルトガル語原題はわかりません)、
春の淡雪(小島のり子作品)、
HotHouse 、
Like Someone In Love 、
鶴齢(小島のり子作品)、
Four O'clock Train(小島のり子作品)、
Nearness of Youなど。

2曲の小島のり子作曲作品「春の淡雪」「鶴齢」でのフルートの美しさを際立たせだけでなく、
さらにハードバップの精神が曲の底流にしっかり根付いているようなグルーブ感にうなってしまう。






山口友生(g)




そして、山口友生(g)のスタンダードやバラード作品でのガッドギターの繊細なだけでなく、
素晴らしいフィンガリングからもたらせる立ち上がり鋭い弦のアタック。
これがガッドギターと?思わせられてしまうグルーブ溢れるソロの素晴らしさ!!








山口友生(g)




そして、小島のり子がアルトフルートに持ち替え、山口友生が小さなヴィンテージもののウクレレを取り出して、
おなじみのLike Someone In Love。







山口友生(g)   小島のり子(fl)




山口友生のウクレレから可憐でひなびた美しいソロが紡ぎ出され、そのサウンドに寄り添うように、
アルトフルートの甘い響きがLike Someone In Loveの美しいメロディーを奏でます。
気持ちいいサウンドだなあ。







水口泰邦(d)  鈴木克人(b)




鈴木克人(b),水口泰邦(d)の思慮深いバッキングがこれまたサウンドを引き立てます。
HotHouse ではこれがジャズカルテットだという豪快なスイングを見せてくれます。






小島のり子(fl)




Four O'clock Train(小島のり子作品)の疾走感あふれる小島のり子のフルートソロは、ああジャズを聴いているという実感に浸ります。
これに山口友生(g)のブルージーなソロが一層曲の魅力を引き立てます。







小島のり子(fl)




今宵の白眉がNearness of You。この美しい名曲を小島のり子のフルートが透明感溢れる美しいメロディーラインを奏で、山口友生(g)の絶妙なコードワークと見事なソロワークがこれに絡みます。久しぶりに、Nearness of Youの魅力に酔わされた演奏でした。
7月は小島のり子(fl)グループは東北ツアーだそうで、これは、東北のファンには素晴らしいプレゼントになりそうですね。