「アルトなかよしこよし+One」+Three!   

LIVE AT  原宿キーノート


12月30日でクローズする原宿キーノート最後の宴は
多田誠司・山田穣のアルト仲良し ライブでした。




「アルトなかよしこよし+One」+Three! 
多田誠司(as), 山田穣(as), 岡崎好朗(tp), 今泉正明(p), 荒巻茂生(b), 原大
力(ds)
特別ゲストに
松島啓之(tp), 岡淳(ts,fl,), 三木俊雄(ts).

当日は,「前回も行列だったよ,」というキーノートのマスターの言葉に,開場30分前に到着したのですが,なんと,すでに70人以上の長い行列が!貴重なライブスポットの最後の宴を一緒に味わおうという聴衆で,開場と同時に超満員状態の原宿キーノートでした。
さて,開演前に,原宿キーノートの杉谷マスターから,これまでのご愛顧への御礼と,3月から移転して,赤坂で開業する新店舗「ビー・フラット(仮称)」のお披露目がありました。(赤坂旧コパドールです)
最初から,超満員の聴衆の熱気に押されての演奏は,いやがおうにも強力六管編成バンドアルト仲良しは燃え上がりました。
岡・松島をフーチュアした,オリエンタル・フォークソングでの今泉の切れのいいピアノソロが素晴らしい。
山田穣と岡崎をフーチュアした,JUST IN TIME
多田と三木をフーチュアした,GOODBYE PORKPIE HAT(三木のアレンジ)での原大力のパワフルなドラムソロが印象的でした。

岡崎・山田・三木をフーチュアした,THE KICKER


第二部は 岡のアレンジで,岡・多田・松島をフーチュアしたサックスアカペラの蛍の光からチッキン イン ザ ガーデンへなだれ込みます。岡のソウルフルなプレイが見事です。松島・岡崎の2トランペットで ノスタルジアでは,松島の輝かしい音色のソロ



岡崎のいかにもハードバップにぴったりの渋い人肌の暖かさをたたえたソロ



岡・三木の2テナーをフーチュアした,コルトレーンのINPRESSIONSでは
岡のこの人独特のうねるラインのソロに対して三木の渾身のブローがほとばしります。







多田・山田をフーチュアした,Everything Happens to meでは
多田のメローでアルトを見事に歌わせるプレイに対して,


山田は自信みなぎる鮮やかなソロでアルトをフルに鳴らします。



当夜,開場に遊びに来ていた新進気鋭のアルト,井出慎二も参加した
BETTER GET HIT IN YOUR SOULでは
7管の威力を発揮して,まるで,ミンガスのビッグバンドの咆吼のようなサウンドシャワーです。荒巻のこの人独自の重厚で太いサウンドが奏でる印象的なラインのベースソロに聴衆はやんやの声が,


ゲストの井出のスピード感あふれるソロも印象的でした。



聴衆の熱狂のアンコールに応えて,特別ゲストのボーカルのNatham Ingramを迎えて
IF I WERE A BELLでは
ネイサンのビートの効いた深々とした声とトロンボーンを模した見事なボーカリーズ,


最後に多田・山田がEncore 2.My Shinig Hourで美しいバラードを奏でて,原宿キーノートのラストナイトを締めくくりました。
3月1日,新規開店の赤坂で開業する新店舗「ビー・フラット(仮称)」の初日は
六管の「アルトなかよしこよし+One」+Three! が予定されているそうです。